ビジネスフォンの寿命は?耐用年数や適切な買い替えタイミングも解説
2023.11.02更新

「ビジネスフォンはどれくらい使い続けられるの?」
「ビジネスフォンを買い替えるのに適切な時期が知りたい」
このようにお悩みではありませんか?
長年使い続けているビジネスフォンが急に故障してしまったら、社内外との連絡が取れずに困ってしまいますよね。
今回はビジネスフォンの寿命や耐用年数を解説します。買い替えを検討するべきタイミングについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
耐用年数の概要
ビジネスフォンの寿命を見積もる際に参考となる考え方として耐用年数があります。耐用年数とは、ビジネスフォンをはじめとする資産が通常の役割を果たし続けられる期間です。
耐用年数は資産の種類別に法令で定められており、会計処理のシーンで活用されます。例えば耐用年数が10年に定められた資産は、取得日から10年後には資産的価値を失うのです。
ビジネスフォンの耐用年数
新品のビジネスフォンの耐用年数は以下のとおりです。
- 電話機や主装置:6年
- ケーブル:10年
ビジネスフォンは構成されている機器の部位ごとに耐用年数が違います。主装置(PBX)とは電話交換機の役割を持つシステムであり、内線や外線の接続をコントロールしている箇所です。
なお耐用年数は資産価値を失うまでの期間であり、あくまでもビジネスフォンの寿命を見積もるための目安です。耐用年数を経過すると、急にビジネスフォンが使えなくなるわけではありません。
ビジネスフォンを使い続けられる期間
ビジネスフォンが支障なく使い続けられる期間は、一般的に10〜15年と言われております。ただし使用環境により寿命は大きく変わる点に注意しましょう。
また中古のビジネスフォンの寿命は、10年未満になるのがほとんどです。
ビジネスフォンを長く使い続けるリスク
適切な環境で使用されていれば寿命が10年以上にもなるビジネスフォンですが、長く使い続けることにより業務上のリスクは大きくなります。
長期間の使用に伴う代表的なリスクを3つ解説します。
1|保証期間の終了
ビジネスフォンを長期間使用すると、メーカーや販売店の保証期間が終了するケースが多くなります。
各種保証が受けられない場合、故障時の修理代が高額になったり、そもそも修理に必要なパーツの準備に時間がかかったりなどのリスクが大きくなるのです。
2|突発的な故障
長期間使用したビジネスフォンは、各機器の劣化によって突発的な故障が起きやすくなります。メールなどの連絡手段は発達しているものの、迅速にやりとり可能な電話が使えなければビジネスチャンスを逃すかもしれません。
3|電話機能の陳腐化
ビジネスフォンを長く使い続けることにより注意したいのは電話機能の陳腐化です。導入時は最新の機能を備えた製品であっても、時間の経過とともに過去の技術となります。
例えば最新のビジネスフォンは手持ちのスマートフォンやPCを電話機として利用できるため、テレワークの導入もスムーズです。古いビジネスフォンでは流行のワークスタイルへの対応が難しいため、運用も非効率的になりやすくなります。
ビジネスフォンの入れ替えを検討すべきタイミング
ビジネスフォンの入れ替えを検討すべきタイミングを3つ紹介します。
各種保証の終了
ビジネスフォンの入れ替えを検討すべきタイミングは、メーカーや販売店からの保証期間が終了したときです。
保証期間が切れたビジネスフォンは、故障が発生したときに復旧まで時間がかかる恐れがあります。
保証が備わった新たなビジネスフォンに入れ替えて、不具合が生じたときのサポート体制を整えておくと安心です。
使用から10年以上経過したとき
新品のビジネスフォンとして導入し、10年が経過したときも入れ替えを検討すべきタイミングの1つです。
ビジネスフォンの寿命は一般的に10〜15年であり、長期間使い続けると急な故障も起きやすくなります。10年を超えて細かな不具合が目立つようなら、入れ替えを検討しましょう。
テレワークを導入するとき
テレワークを導入する際も、ビジネスフォンを入れ替えるタイミングとして得策です。最新のビジネスフォンは、テレワークの導入に役立つ機能を備えた製品が多くなっています。
導入しているビジネスフォンがテレワークの導入に向かないのであれば、入れ替えを検討するのをおすすめします。
ビジネスフォンの入れ替えるならクラウドPBXがおすすめ
ビジネスフォンを入れ替えるならクラウドPBXをおすすめします。クラウドPBXとはビジネスフォンを利用するのに必須な主装置(PBX)をクラウド上で運用するシステムです。
従来のビジネスフォンでは主装置の設置に工事が必要でした。クラウドPBXはインターネット環境があれば工事不要でビジネスフォンの環境が構築できます。入れ替え時の手間を大幅に軽減できるのはもちろん、保守管理の手間も従来より軽いのが特徴です。
また従業員が普段使用しているスマートフォンやPCでも内線扱いで通話ができます。新たな機材を調達せずにテレワークの環境を整備できるので、クラウドPBXは最新型ビジネスフォンとして注目を集めています。