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海外拠点との連絡手段にクラウドPBXがおすすめな理由!導入時の注意点も解説

2023.12.21更新

「海外拠点と連絡をとるのにぴったりなツールはないかな」このように悩んでいませんか? 海外拠点との連絡手段にはクラウドPBXがおすすめです。 今回は海外拠点との連絡手段にクラウドPBXがおすすめな理由を解説します。導入を検討するときの注意点も紹介するのでぜひ参考にしてください。

クラウドPBXの概要

クラウドPBXとはクラウドを利用して内線環境を構築する最新型のビジネスフォンです。クラウドPBXと従来のビジネスフォンは、主装置(PBX)の設置方法が大きく異なります。 主装置とは内線や外線の振り分けを可能にする小型の電話交換機であり、ビジネスフォンの運用には欠かせない機器です。従来のビジネスフォンは、物理的に主装置を設置しなければ通信網を敷けませんでした。 一方でクラウドPBXはクラウド上に主装置の機能を設置します。そのため配線工事などは必要なく、導入するまでの期間を短縮して内線環境を構築できるのです。

海外拠点との連絡手段にクラウドPBXがおすすめな理由

海外拠点との連絡手段にクラウドPBXがおすすめな理由を6つ紹介します。

1|スマホやタブレットを電話機に使える

クラウドPBXは専用のアプリをダウンロードすれば、スマートフォンやタブレットも電話機として活用できます。 社員が個人的に所持している使い慣れたスマートフォンを内線機にすることも可能です。端末の導入費を抑えられるのはもちろん、新たに操作法を覚える必要もありません。 またインターネット環境さえあれば、スマートフォンを持ち出して屋外からも通話料無料の内線でオフィスに連絡できます。Wi-Fiなどを利用すれば、海外出張中の従業員ともスムーズに通話が可能です。

2|海外拠点との内線通話は無料

クラウドPBXを導入した拠点同士は、国内外に関係なく内線が使えます。従来は海外拠点と通話するためには、通話料が割高な国際電話を利用しなければなりませんでした。 海外拠点にクラウドPBX環境を構築し、拠点同士を内線化すれば、通話にかかるコストの削減が見込めます。

3|導入や運用の変更が簡単

クラウドPBXは主装置の設置に配線工事は必要ありません。導入までの手間が減るため、急ぎで海外拠点を設置するときも国内との内線化をスムーズに行えます。 またクラウドPBXは利用する回線数やオプション機能の変更が容易です。海外拠点の新設や増設など、事業の拡大縮小にも柔軟に対応できます。

4|国際通話のコストを抑えられる

クラウドPBXは一般的な固定電話などに比べて国際通話料が安価です。従来よりもコストを抑えて国内から海外のお客様と通話できるため、ビジネスチャンスを逃しません。

クラウドPBX NTT ひかり電話 オフィスタイプ
NTT 加入電話 1分あたりのアメリカへの通話料(非課税対象) 約5〜8円 9円 53円

5|海外からでも代表番号を使える

クラウド PBXのアプリを導入した端末は、場所に限らず会社の代表番号で発信できます。例えば海外の拠点や海外出張中の従業員からも、国内の事業所と同じ番号で発信が可能なので、お客様から認識もされやすくなります。お客様にとって見知らぬ番号から電話がかかることもなくストレスもありません。

6|便利機能で業務を効率化

クラウドPBXには業務効率を高める以下の便利機能があります。

  • •チャット機能
  • • ビデオ会議機能
  • • インターネットFAX

通話のみでは時差がある地域の拠点と、やや連絡が取りづらいという難点があります。チャット機能を利用すれば時間帯を気にせず連絡できるので、重要事項の伝え忘れもありません。 またビデオ会議機能やインターネットFAXもあるので、新たに別ツールを導入する手間も省けます。クラウドPBXを導入すれば連絡手段を一元化できるので、さまざまなツールの扱いを覚える負担もかかりません。 なお、クラウドPBXは製品によって使える便利機能が異なります。導入を検討するときに利用したい機能が付属しているか必ず確認しましょう。

海外拠点にクラウドPBXを導入するときの注意点

海外拠点にクラウドPBXを導入するときの注意点を解説します。

動作確認をする

海外にクラウドPBXを導入するときに、現地で正常に動作するかチェックしてください。一部の地域では発信・着信ができないなどの不具合が報告されています。 また海外での利用をサポートの対象外にしているベンダーもあります。動作の健全性やサポートの有無をあらかじめ確認しておきましょう。

法令を確認する

クラウドPBXのアプリケーションが、現地の法令で禁止されていないかを確認しましょう。 一部の国や地域では特定のインターネット通信が法令で規制されているケースがあります。不足の事態を避けるためにも、あらかじめ法令をチェックするのが大切です。

まとめ

海外拠点との連絡手段にクラウドPBXがおすすめなのは以下の理由です。

  • • スマホやタブレットを電話機に使える
  • • 海外拠点との内線通話は無料
  • • 導入や運用の変更が簡単
  • • 国際通話のコストを抑えられる
  • • 海外からでも代表番号を使える
  • • 便利機能で業務を効率化

現地法令や動作確認をクリアすれば、クラウドPBXは手軽に海外拠点との内線化を実現できるツールです。

海外進出をきっかけにクラウドPBXを導入し、国内外と円滑にやりとりしてみてはいかがでしょうか。

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