コストカットするなら電話転送よりフリーダイヤル!取得の方法は?
2021.03.05更新
出られないタイミングでかかってきた電話に対し、電話転送の機能を使っている人は多いのではないでしょうか。
しかし、せっかくなら電話転送機能よりも便利なフリーダイヤルを使いませんか?
ビジネスを効率化してくれる転送サービスとは
「電話の転送サービス」とは、かかってきた電話をその場で取ることが出来ないときに、通話可能な番号へ通話を結びつけるサービスです。
例えば、店舗や事業所にかかってきた電話を手持ちのスマホや携帯電話に転送することによって、場所にしばられずに通話できるようになります。
かかってきた電話を転送するときは、基本的にほかの回線へ通話を転送することになります。
転送には保留転送や発信元条件転送などさまざまな種類があります。
しかし、どの方法においても、回線を超えた転送は料金の負担が大きくなりやすいことがネックです。
不要な電話が多いときには知らずしらずのうちにコストがかさみやすいことから、コスト削減のために「フリーダイヤル」の導入を検討する企業も増えています。
フリーダイヤル(0120、0800)とは?
企業へ問い合わせ電話をかけるときなどに「0120」や「0800」からはじまる電話番号を目や耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
フリーダイヤルはその名前の通り、かけてくるお客様が通話料金の負担がなくなるサービスです。
0120と0800という種類がありますが、どちらもフリーダイヤルとしての機能は変わりません。
通話料金は、着信する側となる企業や事業所、店舗が持つことになります。
この点は転送時と考え方は一緒ですが、費用については転送費用よりも安くなることが大きなメリットです。
携帯やスマホと連携して発着信もできるようになり、営業先の社外や自宅でも同じように通話できるでしょう。
さらに、一度取得したフリーダイヤルは特定の拠点に限られず幅広い場所で使うことができます。
複数拠点でも、ひとつのフリーダイヤルの発着信ができますので、事業所や店舗を多数展開している企業でもスマートに導入できるでしょう。
社内で何度も転送をくりかえす必要がなく、異動や移転の際の手続きもシンプルに終わります。
もちろん電話をかける側にとっても、フリーダイヤルにはさまざまなメリットがあります。
お客様目線で考えたとき、通話料金がかかる電話番号であれば「気になることがあるけれど、お金がかかるなら問い合わせなくてもいいか」と思ってしまうこともあるでしょう。
しかしフリーダイヤルならそうした消極的な姿勢になりにくく、また企業としての信頼アップにもつながるはずです。
電話番号が通常の市外局番からはじまる番号であるケースに比べ、フリーダイヤルは問い合わせ用の窓口をきちんと設置しているという印象から、運営がしっかりしていて安心できると感じさせることにつながります。
フリーダイヤルを導入する方法
フリーダイヤルを導入するためには、NTT Communicationsの公式ページにアクセスし、電話受付とWeb受付の二つのパターンから申し込みをしましょう。
申し込み方法は、ガイダンスやフォームの内容にそって転送先の電話番号をはじめとした必要情報を共有するだけです。
申し込みが終わると、だいたい1週間くらいでフリーダイヤルを使えるようになります。
取得の案内がきたら、そのあとになにか設定をしなくともすぐに使うことができます。
その時点でフリーダイヤルに電話をかけてみると、すぐにつながることがわかるはずです。
クラウドPBXでもフリーダイヤルの利用可能
フリーダイヤルの利用は、クラウドPBXでもできるようになります。
クラウドPBXとは、多くの場合オフィスや店舗に設置する、通話の発着信をつかさどる装置をインターネット上で管理するシステムのことです。
その名の通りクラウドタイプのため、オフィスや店舗の工事を行う必要がなく、フリーダイヤルと同様に一度導入手続きをすればそのあと特別な設定や工事が必要ありません。
また、クラウドPBXはひとつの固定電話としか連携できないものではないため、スマホや携帯電話とも連携でき、フリーダイヤルでの発着信を叶えます。
取得した番号をより自由に使いやすくするためにも、クラウドPBXを活用してフリーダイヤルと連携してみてはいかがでしょうか。
まとめ
フリーダイヤルを取得することについて、ハードルが高く感じられている人もいるかもしれませんが、実際はきちんと手順を踏めば誰でも簡単に取得可能です。
お客様にとって電話をかけるハードルが下がったり、信頼性が増したりといった効果も期待できますので、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。
クラウドPBXの「Circle(サークル)」では新規でフリーダイヤル番号を取得する事も可能です。
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