マイラインの廃止で固定電話が使えなくなる!?IP電話ではなくクラウドPBXへ移行しよう
2021.11.29更新
今、固定電話の在り方が変わっていく過渡期にあることをご存じですか? NTTの発表によると、近々固定電話サービスが終了しIP電話へと移行する予定とされています。
今後のビジネス電話の在り方を考える上では、早めに移行作業を済ませておきましょう。
近々ビジネス電話のあり方が変わる?
NTT東日本ならびに西日本が、2017年に発表した内容をご存じですか? それは「固定電話のサービスが終わり、IP網へ移行する」という内容の発表です。
アナログ回線とISDN回線を利用した固定電話サービスは、2025年を目処に終了が予定されています。 今後は、デジタル回線を利用したIP電話サービスが主流となっていくようです。 と言うのも電話を利用するときに必要となる電話線の「交換機」が、次第に使えなくなっていくとされているためです。
現在製造されている交換機の維持ができる目安が「2025年」であることから、その年を目安にサービス終了と決定しました。 ちなみに、交換機の新たな製造は2015年の時点ですでに終わっています。
2024年にも終了するサービスがあるので注意
一部2025年のサービス終了に先行して、2024年に終了してしまうサービスがありますので注意してください。 ISDN回線には一般的な通話モードのほかに、データ通信を利用した「ディジタル通話モード」と呼ばれるモードがあります。
このモードは、POSシステムやラジオ放送といったさまざまなシーンで利用されており、日常生活でも目にすることの多いシステムと言えるでしょう。 そしてこちらのディジタル通話モードは、2024年のサービス終了を予定しているとのことですので注意しましょう。
従来の固定電話とIP電話の違いとは?
2025年に固定電話サービスが終了してしまうと聞いても、「固定電話とIP電話はそんなに違うの?」とイメージできない人も多いのではないでしょうか。
固定電話とIP電話のもっとも大きな違いとして、まず「回線」が挙げられます。 従来の固定電話は、前述の通り現在には製造が終了している「交換機」によって伝送路を結び、通話を叶えていました。
それに対してIP電話は、交換機を使うことなくインターネット回線によって通話を叶えています。 回線そのものが根本から違うということが、従来の固定電話とIP電話のもっとも大きな違いと言えるでしょう。 また、使用料金についてはIP電話の方が安い傾向にあります。 通話料金はもちろんのこと、新たな導入時に必要となる費用についても、比較的安めに設定されています。
交換機を用いた通話では最初に「交換機を設置する」という手順が必要になりますが、IP電話ならインターネットの接続さえできればいつでも利用可能です。 固定電話のように「新しく設置しなければ使えるようにならない」というものがないため、リーズナブルに利用できるのです。
固定電話からIP電話に切り替えるには?
現在、アナログ回線などを利用した固定電話を使っているのであれば、いずれ使えなくなってしまう前にIP電話に切り替えなければいけませんよね。 とは言え、基本的には固定電話を使っている人が個別に手続きをする必要はありません。
というのも、IP電話の移行にあたっては局内設備が変わるだけですから、固定電話のユーザーは現在の設備をそのまま使い続けることができるのです。 一方で、中には2025年のサービス終了を前に光回線を新たに準備しなければならないケースもあります。 アナログのインターネット回線である「ADSL」も、近々サービス終了が予定されています。 突然インターネットが使えなくなってしまわないよう、サービス終了前に光回線への乗り換えが必要になります。
もし今、ADSL回線を使っているのであれば、2022年を目処に光回線の準備をしなければいけないことを覚えておきましょう。 このように今、従来のインターネットや電話サービスが少しずつ変わっています。 IP電話は今後、従来の固定電話に続く主流のサービスとなっていくかもしれません。
なるべく早めに準備を行い、長い目でスムーズに通話サービスが続けられる環境を整えておきましょう。 交換機のシステムをクラウド上で管理する「クラウドPBX」は、ビジネス電話をよりスマートに、より使いやすい環境へ導きます。
CircleのクラウドPBXを利用すれば、インターネット回線を利用して電話が使えるだけでなく、スマホの内線化やWEB会議サービスをはじめとした便利なサービスを一括で活用できるようになります。 うまく活用して業務の効率化を目指しましょう。
まとめ
固定電話のサービス終了が語るように、今後ますますインターネット回線を利用したIP電話の需要が高まっていくと考えられます。
クラウドPBXによる通話サービスを利用することによって、時代の流れに沿った展開を行うとともに業務の効率化が実現できるでしょう。 CircleのクラウドPBXは、通話トラブルを解決へ導いてくれるでしょう。